動き補償に基づいたDCT係数の適応フレーム間予測(画像信号処理及び一般)
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概要
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H.263などに代表される動画像符号化の国際標準方式では,マクロブロック(16×16画素)単位で動き補償の有無を切り替える.イントラ/インター選択方式が一般に用いられている.これに対して,高次のDCT係数ほどフレーム間相関が低くなることに着目し,DCT係数毎にフレーム間予測の予測係数を可変とすることで,イントラ/インター両符号化モードの融合を図る方式が提案されている.本稿では,符号化対象フレーム毎に上記の予測係数を最適化する手法を提案する.具体的には画像をマクロプロック単位で複数のクラスに分類し,クラス毎に予測誤差のエネルギーを最小とする予測係数の組を決定する.また,これらの予測係数を採用するか否かを,符号化レートと符号化歪みにより定義されたコスト関数に基づいて適切に判定することで付加情報の増加を抑えている.シミュレーションの結果,本手法のSN比はH.263に比較して最大で0.7dB改善されることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-04-11
著者
-
松田 一朗
東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
-
伊東 晋
東京理科大学理工学部
-
伊東 晋
東京理科大学
-
伊東 晋
東京理科大学理工学部電気電子情報工学科
-
深作 正樹
東京理科大学理工学部
-
松田 一朗
東京理科大学 理工学部
-
松田 一朗
東京理科大学
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