適応内挿フィルタを用いた非整数画素精度動き補償方式(映像符号化・システム・感性工学及び一般)
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概要
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近年, 動画像符号化のための動き補償方式として, 半画素精度, 1/4画素精度といった高精度な動き検出と, 画素間の内挿処理に基づいた予測値生成とを組み合わせて用いる手法が一般的になってきている.これに対し本稿では, 動ベクトルの精度を整数画素に限定する代わりに, 複数の2次元内挿フィルタを適応選択することで, 非整数画素精度の動き補償を実現する方式を提案する.この方式では, マクロブロック(16×16画素)毎に動ベクトルとフィルタの選択情報が必要となる.また各内挿フィルタの係数は, 予測誤差のDCT符号化を前提にして導出されたコスト関数の下でフレーム毎に最適化され, 付加情報として別途符号化される.シミュレーションの結果, 提案方式は従来の半画素精度の動き補償に基づいた方式に比較して, 最大で2 dB程度高い符号化効率を達成し得ることが確認された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-03-18
著者
-
松田 一朗
東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
-
伊東 晋
東京理科大学理工学部
-
伊東 晋
東京理科大学
-
伊東 晋
東京理科大学理工学部電気電子情報工学科
-
長島 新一
東京理科大学理工学部
-
長島 新一
東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
-
松田 一朗
東京理科大学 理工学部
-
松田 一朗
東京理科大学
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