ATM マルチメディア通信網における適応形バーチャルパス容量可変制御法
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概要
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多種多様なサービスを一元化して取り扱うことのできる広帯域ISDNを実現するための技術としてATMが注目され,本技術に基づく通信網が構築されつつある.ATM技術に基づく通信網において,バーチャルパスの容量可変制御を行うことにより,トラヒック変動に柔軟に対応し,伝送路を効率的に利用することが可能となる.本制御の効果は,各バーチャルパスに加わる呼の同時接続数の変動にバーチャルパス容量を正確に追随させることにより最大化できる.しかし,このような制御では,極めて短い周期でバーチャルパス容量を変更することが必要であり,通信網全体のバーチャルパス容量制御頻度が膨大となり,制御系の負荷は非常に大きくなる.本論文では,達成可能な容量制御頻度の制約の条件下で制御効果を最大化する,最適容量制御方法について述べる.この方法として,各バーチャルパスに加わるマルチメディアトラヒックの変動の様子に応じて制御の最適化を図る方法を提案し,ネットワークモデルを用いた定量的評価により,その有効性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-25
著者
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