音響情景理解のためのKullback情報量を用いた背景雑音からの音響事象の抽出法
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概要
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実世界の音環境には常に背景雑音が存在し、音響情景理解において音響事象を抽出・認識する際の妨げとなっている。本稿では、音響信号のLPCスペクトルと共分散行列の等価性から、Kullback情報量の意味での平均値を推定する方法を示す。LPCスペクトルの平均値からKullback情報量で測った揺らぎがχ^2分布を形成することを示し、これを実際の背景雑音信号に適用し検証した。さらに、背景雑音をχ^2分布としてモデル化することにより適合確信度を定義し、背景雑音に埋没した音響事象の存在を検知する方法を提示する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-27
著者
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比屋根 一雄
(株)三菱総合研究所 情報環境研究本部
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澤部 直太
(株)三菱総合研究所
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澤部 直太
三菱総合研究所=新情報処理開発機構自律学習mri研究室
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比屋根 一雄
(株)三菱総合研究所新情報処理開発機構新機能mri研究室
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