単発音のスペクトル構造とその擬音語表現に関する検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
短時間に減衰する単発音について、その擬音語表現を6種類に分類し、それらの実際の音信号のスペクトル構造の特徴について調べた。ガンマトーンを用いた疑似単発音について擬音語への認知実験を行い、中心周波数、残響時間、周波数ゆらぎに対するパラメータ依存性を定量的に解析した。カン、チンなどの衝突減衰音では母音が中心周波数を表し、1kHz以下は/o/、1〜2kHzは/a/、2kHz以上は/i/を用いる。残響時間は語尾変化として表われ、4kHzでは0〜100msがチッ、100〜200msがチン、300ms以上がチーンと表現される。純粋なガンマトーンに周波数揺らぎを加えてゆくと、カンやタンから、パン、バン等の破裂音として認識されるようになる。
- 1998-03-05
著者
-
飯尾 淳
三菱総研
-
飯尾 淳
(株)三菱総合研究所
-
澤部 直太
三菱総合研究所=新情報処理開発機構自律学習mri研究室
-
比屋根 一雄
三菱総合研究所
-
飯尾 淳
新情報処理開発機構 自律学習MRI研究室 ((株)三菱総合研究所内)
-
比屋根 一雄
新情報処理開発機構 自律学習MRI研究室 ((株)三菱総合研究所内)
-
澤部 直太
新情報処理開発機構自律学習MRI研究室((株)三菱総合研究所内)
関連論文
- RO-001 WEISER : 企業情報システムのユーザビリティに対する評価手法(情報システム,査読付き論文)
- レーザポインタと画像認識による3次元情報入力装置--PickPointer--複数の輝点から手元の位置を推定
- レーザポインタによる3次元情報入力装置の開発とそのユーザビリティ評価
- 業務システムのユーザビリティに対する評価改善手法
- 東アジアIT市場のオープンソースソフトウェアによる活性化 (特集 東アジアの新たな発展--社会、経済、技術)
- K_039 複数輝点レーザポインタによる3次元情報入力装置(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- RK-003 行動情報が明かす「なぜその人はその場所に行くのか」(K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用,査読付き論文)
- インドネシア版 GEMS(iGEMS)の構築
- 頭部位置計測による3次元モデル表示系のユーザビリティ評価
- 一般化ハフ変換と遺伝アルゴリズムによる信号波形認識
- 連載を終わって(オープンソース事情)
- ここまできたオープンなオフィス文書の世界--活性化するオフィススイート市場と日本のオフィス文書標準化における課題
- 観測位置計測を備えた3次元モデル表示システムとその応用
- 顔認識による視点位置計測を利用した3次元モデル表示装置
- MAlib--オープンソース動画像処理ライブラリ (特集 画像処理実用事例)
- 画像処理ライブラリの活用法 (どっさり!マシンビジョンの基礎) -- (画像処理ソフトウェアライブラリ)
- オープンソース化の潮流 (特集 オープンソース、フリーソフト)
- 解説 観測位置に対応した3次元物体の実時間表示--より自然なユーザインタフェースの実現を目指して
- ネットワークを利用した不登校児・障害児支援システムの開発
- 画像処理ライブラリの活用法 (特集2 画像処理ソフトウェアライブラリ)
- D-14-29 非音声信号認識のための擬音語クラスタ
- 擬音語表現に基づく衝突音認識システム
- 単発音のスペクトル構造とその擬音語表現に関する検討
- D-14-36 RWCP実環境音声・音響データベース
- 4企業が作るオープンソース(オープンソース事情)
- 連載開始にあたって(オープンソース事情)
- 連載開始にあたって
- 遺伝的アルゴリズムによる高速道路線形最適化のための線形モデルの検討
- 縦断線形設計におけるデジタル地形データを用いた土量高速計算法 (第26回土木情報システムシンポジウム論文集) -- (調査・計画・設計(2))
- 並列遺伝的アルゴリズムによる多目的最適化問題のパレート最適解集合の生成法と定量的評価法
- 第2回人工知能とエキスパートシステムの産業への応用に関する国際会議(IEA/AIE-89)の報告
- 属性付き位置情報ログが示す行動特性と消費傾向の関係
- 音響情景理解のためのKullback情報量を用いた背景雑音からの音響事象の抽出法
- ダイエットの成否に関する行動ログ分析
- なぜ使いにくい情報システムが生まれるのか? (特集 人間中心設計)
- RK-001 CGMレビュー評価の分布と炎上状態の関係(サイバーワールド,K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用)
- D-019 技術コラムにおけるWebリンクの寿命(Webとソーシャルメディア,D分野:データベース)
- SF映画に学ぶ近未来ユーザインタフェースのおり方