一次・二次運動検出に与える視覚的注意の効果

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概要

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「注意」とは、情報を効率的に処理するために、その必要度に応じて取捨選択する機能である。我々は、視覚的注意の処理レベルについて調べるために、それぞれ異なる処理が必要と考えられる一次運動刺激と二次運動刺激を用いて実験を行った。実験は、中心固視点付近に被験者の注意を制御するためのタスク刺激を用意し、固視点から4degの左右視野に2x2degの運動刺激を呈示した。中心タスクに注意を向けさせる条件と向けさせない条件とで注意の空間的な大きさを制御し、周辺視野の運動刺激に対する感度を測定した。各条件下での感度を比較した結果、一次運動刺激には注意の影響がほとんど見られず、二次運動刺激に対して注意の影響が見られた。さらに実験を追加して検討する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-11-10

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