音声を主体とした経路案内法とその有効性評価

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概要

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近年、自動車の分野では、カーナビゲーションシステムの普及やインフラからの道路交通情報の導入に伴い、ドライバに提供される情報は急激に増えつつある。これまで、ドライバはディスプレイに表示されるこれらの情報を視記して得ていた。これは、運転からみると脇見となり、今後ますます車載情報が増加する傾向では、安全運転に影響を及ぼすことが懸念される。本報告では、運転中の交通状況の確認や運転操作に支障の少ない情報提示方法を目標とし、音声を主体とした経路案内方法を提案する。これは、従来の経路案内の地図表示に代わり、音声で情報を提示し、その補助として音声によるドライバからの問い合わせや最小限の表示の機能も併用する方法で、安全性を重視した車載情報提供を意図したものである。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-06-20

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