頭部揺動情報を用いたバイオメトリクス技術の可能性(ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム)
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概要
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現在,インターネットのような情報通信ネットワークが急速な広がりを見せているのにつれ,個人認証への注目も高まりつつある.その中でも,特に注目されている分野がバイオメトリクスである.現在,実用化されている技術の多くは指紋や網膜を代表とする静的な情報を利用したものであるが,音声や筆跡などの動的な情報を利用したものの研究も盛んに行われている.本稿では,動的な方法の可能性をより広く検討するために,"人間が言葉を発する際に発生する頭部の揺動は個人の判別に有効である"[1]という心理学的研究結果の追試に加え,映像から抽出した頭部揺動情報の分析による個人識別を試みた.頭部にマーカーを付けた演技者が言葉を発している映像から頭部揺動データを抽出し,そのデータを判別分析することで,頭部揺動情報のバイオメトリクス技術への応用の可能性を検討した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-03-18
著者
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