日本語第二言語学習支援に関する基礎検討

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概要

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ワードプロセッサを用いて日本語文を作成する際に、入力かな文字列に誤りがあると、かな漢字変換が適切に動作しなくなってしまう.このとき、利用者が何らかの修正をしない限り、通常のシステムでは正しく意図した漢字を得ることができない.本文では、日本語が第二言語となる留学生を主たる対象として、日本語ワードプロセッサを利用する場合に、このようなかな文字入力の誤りを軽減させることを目的として、日本語学習の際に漢字の読みの誤りに注意を向けるような学習支援システムの構築を目指して、漢字の読み誤りの調査を行った結果を述べる.また、留学生を対象とした日本語を第二言語として学習する際の支援システムの構築についても、調査結果に基づいた検討を行っている.さらに、留学生だけでなく視覚、あるいは聴覚障害者の日本語ワードプロセッサの利用を効率化するためにも、ここで考えている日本語の学習支援が利用できることも述べる.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-03-21

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