ISDNテレビ電話を用いた手話会話の知覚特性

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概要

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画質(空間解像度・時間解像度)の劣化が手話知覚に及ぼす影響の調査は, 手話会話を対象とした映像通信系設計の際に必要な項目である. 本文では, 市販のテレビ電話に備わっている伝送モードの中から5種類を選んで, 手話会話映像を「手話会話のわかりやすさ」の基準のもとで主観評価実験を行なった. その結果, 映像に対する嗜好度は時間解像度で決定される傾向にあり, 手話を知覚する際には, 空間解像度よりも時間解像度が優勢になることがわかった. また, テレビ電話映像にNTSC映像を加えた主観評価実験からは,テレビ電話映像では, 「手話会話のわかりやすさ」の基準のもとでNTSC映像に近い手話知覚を得ることが難しいこともわかった.
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-01-25

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