仮想人物との対話を実現するための音声から画像への実時間メディア変換システムの研究
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概要
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ヒューマンインタフェースにおける擬人化エージェントの姿形を実現するため、あるいは知的通信の受信側の表示部として人物の表情や会話シーンの合成について研究を進めている。擬人化エージェントとの対応では、あたかも人と人とか直接接しているような高度な現実感をもった環境を実現することが目標であるが、これには、画像と音声とが同期し、相手が真の人物であると思わせるほどの自然な画像合成と実時間での画像表示が必要不可欠である。本稿では、このような擬人化エージェントの実現に向けて、実用に近いプロトタイプシステムを構築することを目指す。人物の顔形状に忠実な3次元モデルを導入して、実際に人物が会話している音声を入力し、この音声の分析結果から口の形状を推定して、リアルタイムに表情 ・口形合成するシステムについて述べる。またこの実時間メディア変換の技術を用いて仮想人物(virtual agent、現時点でagentを操るのは人間)とユーザとの対話をディスプレイ上で行うシステムについても述べる。最後にこのvirtual agentとユーザがインタラクティプにコミュニケーションを実現するために感情音声分析・合成について触れる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-06
著者
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