感情音声の印象に関する主観評価実験
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概要
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我々は音声に含まれる感情情報の分析, およびニューラルネットワークを用いた感情情報のモデル化の試みを行っている。しかし, 現在のところ決定的な感情情報のモデル化の方法は見いだせていない。そこで, 人間が音声に込められた感情を理解するメカニズムを解明する手がかりを得るために, 感情が込められた音声の主観評価実験を行った。 本研究では, まず音声資料をテレビドラマから収集し, これらの音声資料に感情が込められているか, またどのような感情であるかを調べるために聴取実験を行った。次にSD法による主観評価実験で用いる形容詞をサンプリングし, これらが感情を込めた音声を評価するのに妥当であるか調べるために評価実験を行った。最後に, SD法による主観評価実験を行った。なお, 全ての刺激の提示と回答はHTMLブラウザを用い, 被験者がコンピュータを直接操作して行った。 本稿では, 上述の評価実験の実験方法と, 結果に対して因子分析を行い, 得られた知見について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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