顔動画像からの周波数特性解析による表情認識
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概要
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顔表情の認識はソフトウェアエージェント等によって実現される仮想人物とユーザである人間とコンピュータの自然なコミュニケーションを実現するために重要な技術である。これまでの顔表情認識の研究においては静止画像を用いたものが多かったが、対象を動画像とすることにより表情変化の過程を考慮することが可能となり、より正確な認識ができると思われる。本稿では顔画像を空間周波数成分で表現し、表情変化の過程におけるこの周波数成分の変化を求める。実際に表情認識を行う段階では、表情表出過程で主に変化する顔部位(口と目)を抽出し、その周波数成分の時間的変化を学習パターンと比較することで結果的にどの表情であるかを識別する。表情を画像で判断する場合個人差が大きく生じるので、まず最初にその人の基本6表情(怒り、嫌悪、恐れ、喜び、悲しみ、驚き)を学習パターンとして用意し、新たに入力された画像がそのどれに近いかを識別する方法を採用した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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