母音における個人判別法の一検討
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概要
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現在,音声認識については,国内外の大学や企業,各方面で研究・商品開発が盛んに行なわれている.各社から色々な音声認識ソフトも発売されており,実際に使用した感じでは,誤認識や認識されにくい言葉があり,完全な認識には至っていない.これは,発声の仕方や環境雑音などによるものと思われる.また,個人の判別は,セキュリティーなどの面でも重要であり,音声による個人識別は,サインや鍵,カード,指紋などを用いる方法に比べて誤りが少なく処理時間も速い方法として認められている.また,判別方法として,スペクトル包絡,基本周波数,パワーなどの時間パターンをそのまま用いるものと,その時間パターンから抽出した統計的特徴を特徴パラメータとして用いるものが多いようである.ここでは,簡単な方法を用いててどの程度の判別が出来るか調べてみた.すなわち,原音声(母音のみ)をスペクトル解析したものを2値化するという方法で判別実験を行なったので報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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