心臓MR画像からの局所的心機能計測

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概要

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近年、コンピュータの普及と高機能化と共に、心室輪郭の自動抽出手法の開発が試みされた。筆者らは、適応しきい値法を用いて、MR(Magnetic Resonance)画像から心室の輪郭を自動的に抽出し、3次元表示を行うと共に、心室容積を計測する一手法を提案した。この方法により、人の介入なしでも満足し得る正確な容積計測が可能となった。しかし、この方法は、総合的な心機能評価、すなわち心機能の正常・異常の判別においては、有効であるが、局所的な異常部位の同定が困難である。したがって、心疾患の治療過程では、必ずしも満足な診断用データが得られない場合がある。そこで、本報告では心機能の異常部位を同定できる、心室変化率計測システムを提案する。また、そのシステムを用いてし局部的心機能の定量評価の結果を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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