モンテカルロシミュレーションを用いた設計マージンの検討
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概要
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近年の、高速LSIのタイミング設計では、タイミング設計マージンの見積り精度が重要な課題になってきている。タイミング設計マージンは、製造プロセスのばらつき、動作条件及びシミュレーション誤差などの要因で決定される。これらの要因のなかで製造プロセスのばらつきはデバイスパラメータの統計的な変動を考慮する必要があり、他の要因に比べて、正確な見積りは難しい。本稿では、モンテカルロシミュレーションを用いてプロセスのばらつきに起因する遅延時間ばらつきの評価を行った。評価は、トランジスタと配線のパラメータの分布を変化させて、伝搬遅延時間の分布の変化を調べ、伝搬遅延時間のばらつきに対する各種パラメータの寄与を調べた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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