光散乱ポリマー導光体のLCD用バックライトへの応用

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近年、ノートパソコンなどの携帯用メディアにおいてカラー液晶ディスプレイの需要が急速に伸びている。その中で非常に重要視されるのはその連続駆動時間、すなわち消費電力である。なかでも大きな割合を占めるバックライト部の高効率化は未だ満足のいくものではない。従来、導光体として用いられてきた材料はすべて透明なものであり、しかもあらゆる用途において少しでも透明な導光体ほど望ましいとされてきた。従って、従来のエッジライト型バックライト装置には光透過率の高い透明な導光体が不可欠であり、さらに光拡散部材が必要とされているが、現状のこの方式では十分な輝度は得られていない。我々は、ポリマー固体内の不均一構造の制御することによって、用途に応じて光を最も効率よく導波・散乱させるポリマー材料、すなわち、新しい光媒体として光の導波と拡散出射の二つの働きを合わせ持つ新しい証明用導光体である光散乱ポリマー導光体、およびその導光対を用いたLCD用バックライトを提案してきた。そこで今回は、光散乱ポリマー導光体を用いたLCD用バックライトの照射特性について検討し、光散乱ポリマー導光体を用いた場合の優位性について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

光散乱ポリマー導光体のLCD用バックライトへの応用

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