導電性ゴムを放射素子に用いた新しい医療用電磁波照射アプリケータ

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
がん組織が正常組織に比べ、高温での生存率が著しく低くなることを利用し治療を施す方法が、がんの温熱療法である。加温法には電磁波照射による誘電加熱あるいはジュール損による発熱を利用した電磁波加温が一般に用いられている。このために電磁波エネルギーを照射する装置としてアプリケータがあるが、一般にマイクロ波照射用アプリケータは形状が変化せず、ボーラスなどの層を設けマッチングを向上させている。しかし、このような層の存在は効率の劣化につながる。本研究では、広帯域・高柔軟性パッチアプリケータを試作している。導電性ゴムをパッチに用いることにより、従来の金属パッチを用いたものに比べ、耐久性・密着性に優れた高効率のアプリケータが実現したので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク