B-11-6 メディア同期プロトコルタイプの自動選択

概要

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インターネットを用いて, ビデオや音声等のマルチメディア通信を行うことが可能となりつつある。しかし, ネットワーク遅延の揺らぎにより, メディアの時間関係が乱される可能性がある。従って, メディア同期制御が必要である。これまで, 筆者らは, 様々なネットワーク環境において, トランスポートストリーム数とメディア同期制御の有無の組合せによって得られる四つのプロトコルタイプ(メディア同期プロトコルセット)を提案し, 実験により, 性能比較を行っている。その結果, 与えられたネットワーク環境において, どのプロトコルタイプの性能が優れているかが明らかにされている。従って, そのネットワーク環境に適したプロトコルタイプを用いないと, メディアの出力品質が大きく劣化する可能性がある。これを避けるためには, ネットワーク環境に応じて使用するプロトコルタイプを自動的に選択する機能が必要である。しかし, これまでその機能について検討されていない。本研究では, 使用するネットワークに応じて, プロトコルタイプをプロトコルセットの中から自動的に選択する方式を提案する。そして, ATM・無線統合LANを用いて, 蓄積メディア(MPEGビデオ・音声)の転送実験を行い, その有効性を確認する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-03-08

B-11-6 メディア同期プロトコルタイプの自動選択

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