マルチプライアを用いた楽音ピッチ分析の一手法
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概要
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現在、楽音演奏信号からの採譜などを目的とした音楽情報処理に関する研究が多数報告されており、特に音階を同定するためのピッチ分析が注目されている。ピッチ分析には、従来からFFT(高速フーリエ変換)が用いられているが、時間分解能と周波数分解能を同時に高分解能化できないという問題があり、これを解決するには、複素スペクトルの内挿など何等かの補正が必要となる。本報告では、この問題を解決するための一手法として、楽音演奏信号にマルチプライア群によるアナログ前処理を施す方法を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
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