衛星搭載SARを利用する乾雪の深さと密度の推定

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概要

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本論文は、衛星搭載SARが積雪を観測して得たデータを利用して乾雪の深さと密度を推定するアルゴリズムを提案し、その有効性を理論的な計算結果から検証することを目的としている。衛星搭載SARとしては、オフナディア角可変能力を持ったSARを想定している。本論文では、二つのアルゴリズムを提案している。一つは、得られた二組のSARデータの位相情報のみから乾雪の深さと密度を推定するアルゴリズムである。もう一つは、SARデータの振幅情報と位相情報の双方を利用する推定アルゴリズムである。理論的な解析の結果、双方の推定アルゴリズムにおいて乾雪の深さと密度を推定できることを示している。また、二つの推定アルゴリズムの特徴を比較検討した結果についても議論している。
2003-01-17

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