多周波マイクロ波放射計の観測データから積雪の深さと粒径を推定する手法の開発

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概要

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我が国において、西暦2000年度に環境観測技術衛星ADEOS-IIの打ち上げが予定されている。ADEOS-IIには、多周波マイクロ波放射計AMSRが搭載される。AMSRは6.9GHzから89.0GHzまでの8周波数帯のマイクロ波を同時に受信しながら地球の観測を行うマイクロ波放射計であり、地球上の水に関する物理量を観測することが期待されている。本論文は、AMSRの多周波による観測データのみから、積雪のパラメータとして積雪の深さと粒径の二つを推定するアルゴリズムを提案している。そして、北海道地域で観測される積雪のパラメータを用いて、本論文が提案したアルゴリズムの有効性を理論的に検討した。その結果、本論文で提案しているアルゴリズムは、積雪深と粒径の双方の値を推定するのに効果的であることを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-07-22

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