光誘起プラズマの拡散を考慮に入れた半導体イメージ線路のミリ波伝搬特性解析

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概要

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筆者らは先に光制御半導体イメージ線路を伝搬するミリ波の伝搬特性の有限差分時間領域法(FD-TD法)を用いた解析について報告した。この線路は半導体に光を照射することによって電子-正孔プラズマを誘起させ、その際の誘電率・導電率の変化を利用してその中を伝搬する電磁波を制御するものであり、このような原理に基づいたマイクロ波・ミリ波の高速光制御スイッチはこれまで数多く報告されている。先の報告においてはTMモードの伝搬特性を取り扱い、光照射によってプラズマ層は有限の範囲に誘起し、かつスラブの厚み方向にはキャリヤ密度が指数関数状に分布するものとして、その分布形状・キャリヤ数とミリ波の透過、反射、ならびに空気中への散乱との関係について明らかにした。本報告では引き続きTMモードを対象としプラズマ領域は有限であると仮定するが、特にキャリヤの拡散を考慮し、キャリヤ密度ならびに分布形状の時間的変化を考慮に入れた解析を行った。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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