ボーレートサンプリングにおける位相制御特性
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概要
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ディジタル伝送装置の線路終端部にDSP(Digital Signal Processor)を用いた場合,ボーレートでDSP処理を行うことが望ましい.そこで,ボーレートによるタイミング位相制御方法などの検討が行われている.その中に,伝送受信波形のプリカーソル(識別点での1タイミング前)部分を用いたタイミング方法(以下,プリカーソル法と呼ぶ)がある.このプリカーソル法では,1タイミング前の波高値と識別点の波高値での相関をとり,位相制御を行う.この相関処理による位相制御をより効果的に行うためには,受信波形にフィルタ処理を施し,プリカーソル波形の最適化を図る必要がある.ここで,このプリカーソル波形の最適化を行うフィルタをプリカーソルフィルタと呼ぶ.本文では,はじめに,プリカーソルフィルタの決定方法について述べ,次に,計算機シュミレーションにより,その有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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