ATM用アナログ加入者回路の試作
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概要
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B-ISDNを構築するための1一手段であるATM網の開発が行われている。STM網とATM網間の相互接続を効率よく行うことがATM網における課題の一つであり、既存サービスの大半を占めるアナログ電話サービス(POTS)の効率的な収容は特に重要な課題となり、様々な議論がなされている。POTSを収容する手法として、セル化機能であるCLAD(Cell Assembly Deassembly)機能の配備位置により、多重CLADとバーチャルCLADの2つがある。集線したユーザデータをセル化する多重CLADと比較して、加入者線対応でセル化を行うバーチャネルCLADの方がセルデータで処理する過程が長い分、ATM網の様々な効果、例えば、統計多重効果が期待できる。そこで、POTSを収容するバーチャネルCLADを既存アナログ加入者終端回路にAAL1/CLAD機能を付加する構成で、ATM用アナログ加入者回路として試作したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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内野 健一
沖電気工業株式会社ネットワークシステム開発センタ
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稲葉 総一郎
沖電気工業株式会社
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奥野 幹史
沖電気工業株式会社ネットワークシステム開発センタ
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小林 昭治
沖電気工業株式会社ネットワークシステム開発センタ
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稲葉 総一郎
沖電気工業
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