遺伝的アルゴリズムを用いたアナログ回路の進化による基本論理回路の創発

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概要

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近年、電子回路を自律的に生成させ、外部環境に適したハードウェアを構成させる、進化するハードウェアに関する研究が注目されている。現在行われている研究は、遺伝的アルゴリズムもしくは遺伝的プログラミングの手法を用いることにより、ディジタル回路の構成を進化させ、小規模のシステムを創発させるものである。これらに対し、本研究では、アナログ回路の進化に関する研究を行う。ディジタル回路は、論理式が定まればそれに適ったゲートの構成が決まり、トップダウンアプローチによる回路の自動設計が可能であるのに対し、アナログ回路ではそれが困難である。そのような観点から考えれば、より進化論的手法を用いるべきはアナログ回路であろう。本研究は、進化論的手法を用いた、外部環境に適した複雑大規模アナログシステムの創発のための基礎的研究を目的とする。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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