移動体通信用フィルタのスプリアス応答抑圧法

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概要

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移動体通信システムのディジタル化に伴い、フィルタやアンテナ共用器等に対する仕様も厳しくなってきた。ディジタル・システムでは、従来のアナログ・システムで要求されていた中心周波数の2倍、3倍の高調波共振応答の抑圧だけでなく、さらに広帯域にわたるスプリアス応答の抑圧が望まれている。しかし、その抑圧法に関する報告例は数少ないのが現状である。筆者らは、先に4分の1波長共振器及び、2分の1波長共振器を用いた容量給電形帯域通過フィルタの共振器に集中定数容量を付加すると共に、共振器長を短縮することでスプリアス応答を大幅に抑圧できることを示した。ここでは、新たにタップ給電方式を併用することで、広帯域にわたるスプリアス応答の大幅な抑圧の可能性を示すと共に、その有効性について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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