B-ISDNにおけるダイナミックルーチングの役割
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概要
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B-ISDNにおいて有効なダイナミックルーチング(DR)の接続方式について検討した結果を報告する。DRはトラヒック量と網資源の不均衡の吸収に有効な手段であるが、異速度通信を同時に扱うB-ISDNにおいては、DRの重要度は現在の電話網に比べて格段に高まる。本稿ではセルレベルのトラヒック特性を用いないDR方式について、クランクバックを用いた接続方式と最小負荷経路選択を用いた接続方式を適用し、現在NTTの電話網で使用されているDR方式と比較検討した結果を報告する。B-ISDNにおいては需要の不明確な新規サービスに対するトラヒック予測が困難になると予想されるので、高度な機能を持つDRを実施することにより網資源の面的共有が計られ、設備削減効果が期待できる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-10-29
著者
-
塩田 茂雄
千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻
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横井 弘文
NTTサービスインテグレーション基盤研究所
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斎藤 洋
日本電信電話株式会社NTTサービスインテグレーション基盤研究所
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斎藤 洋
Nttサービスインテグレーション基盤研究所
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斎藤 洋
日本電信電話
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塩田 茂雄
Nttマルチメデイアネットワーク研究所
-
塩田 茂雄
Nttサービスインテグレーション基盤研究所
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横井 弘文
Ntt通信網研究所
-
斎藤 洋
Ntt 未来ねっと研
-
斎藤 洋
Ntt
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