CACの立場からみたリーキーバケット方式の深さの決定方法
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概要
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ATM(Asynchronous Transfer Mode)ネットワークでのVBR(Variable Bit Rate)サービスのQOS(Quality Of Services)制御では,UPC(Usage Parameter Control)の誤警報確率(違反していないセルを違反セルと誤る確率)を許容セル廃棄率以下に抑制し,かつ,UPCを通過する最悪となるトラヒックを一意的に決定する必要がある。本論文は,最大バースト長を申告させるとき,最悪となるトラヒックを一意的に決定することを可能とするために,二重LB(Leaky Bucket)方式に二段目のバケットの深さの変化率を監視するモニタ回路と,バースト長を観測するためのバーストカウンタを組み合わせたUPC方式を提案する。また,この方式でのUPCによる誤警報確率を許容セル損失率以下に抑制することを可能とするために,バースト長が任意分布に従うトラヒックに対するLB方式の解析モデル(バースト間隔は指数分布)を提案する。本モデルの結果をシミュレーションと比較すると,換算係数が0.8以上となるとき,95%信頼区間の範囲内にあるか若干の安全側の評価となった。これらの提案により,交換処理によるセルの損失率を許容セル損失率以下に抑制することを可能とした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-14
著者
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