広視野運動認知における2方向重畳刺激の影響
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概要
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我々は広視野運動の認知特性とその基礎となる脳内機構を解析するため, 一定方向にコヒーレントに運動するパターンにそれとは異なる方向に運動するパターン要素(方向ノイズ)をいろいろな割合で重畳させた刺激を作成し, その心理的認知特性と広視野運動を分析しているとされるMST野細胞の反応を比較した. ノイズとなる運動方向が7種類と多い場合には, コヒーレント運動の方向認知に対, そのノイズの影響は少なかったが, 方向の異なる2つの統一的な動さが同じ割合で重畳している場合にはどちらもノイズとみなさず2つのコヒーレント運動が知覚されることが判明した. MST野細胞の反応は, 2つ以上の運動方向要素が重畳すると単一のコヒーレント運動刺激に対する反応に比べ減弱した. その反応特性と認知特性とは簡単な仮定を導入すれば対応づけられることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-19
著者
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樋田 栄揮
玉川大学工学部
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斎藤 秀昭
玉川大学工学部
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大野 裕史
玉川大学工学部
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桶田 栄揮
玉川大学工学部情報通信工学科
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倉地 洋介
玉川大学工学部
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佐藤 祥子
玉川大学工学部
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中野 潤
玉川大学工学部
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羽田 茂
玉川大学工学部
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