学習と行動選択における正と負の強化に関する理論
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概要
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中脳ドーパミン(DA)細胞が,学習や行動選択に影響を及ぼしていると考えられている.DA細胞の反応を再現し,この反応が学習と行動選択に対して強化信号の役割を果たしていることを考慮した神経回路モデルが提案されている.本論文では,これらのモデルや他の幾つかの古典的条件づけのモデルで考慮されている強化信号を,正の強化と負の強化に区別し,これら2つの量の関係を理論的に導いた.すなわち,ある境界条件を満たす期間での正の強化と負の強化の総量は等しい.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-23
著者
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