量子公開鍵暗号(<小特集>量子情報科学 : 新しい情報処理のパラダイム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
量子計算機が実現された場合においても安全な公開鍵暗号(秘匿,ディジタル署名)を構築するために,暗号の新しいパラダイムである量子公開鍵暗号を提案する.このパラダイムにおいては,通信者は多項式時間量子チューリング機械であるとし,通信路は古典的であるとする.また,部分和問題(ナップサック問題)を基礎とした公開鍵暗号(秘匿)の具体的な実現方式を示す.更に,量子公開鍵暗号のパラダイムを一般化することにより,量子計算暗号という新しいパラダイムが構築されることを示す.
- 2002-07-25
著者
-
田中 圭介
東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻
-
田中 圭介
東京工業大学情報理工学研究科
-
岡本 龍明
NTT情報流通プラットフォーム研究所
-
岡本 龍明
日本電信電話株式会社ntt情報流通プラットフォーム研究所
関連論文
- 新しい代数的性質を持つ公開鍵暗号 (アルゴリズムと計算機科学の数理的基盤とその応用)
- 格子に基づく代理人再暗号方式 (アルゴリズムと計算機科学の数理的基盤とその応用)
- サンプリングアルゴリズムとその暗号への応用
- NFALSE : 多項式環に基づくより高速な公開鍵暗号 (理論計算機科学の深化と応用)
- 公開鍵暗号 EPOC-3 および PSEC-3
- 公開鍵暗号の最近の話 : 楕円曲線暗号の安全性について
- 暗号のための基礎理論(意外と身近な存在,情報化社会の暗号技術)
- 定数ラウンドで復元可能な合理的秘密分散
- 光量子通信処理への期待
- 汎用的結合可能性による暗号システムの安全性証明(セキュリティ,フォーマルアプローチ論文)
- 6.はん用的結合可能性と数理的技法(暗号技術の証明可能安全性)
- 1. 数論アルゴリズムと公開鍵暗号の安全性(1. 21世紀初頭の暗号技術)(電子社会を推進する暗号技術)
- Resource Bounded Unprovability of Computational Lower Bounds (Part 1) (Algebraic Aspects of Coding Theory and Cryptography)
- 計算量の下界と暗号の安全性について(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- 計算量の下界と暗号の安全性について(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- 計算量の下界と暗号の安全性について(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
- とびらの言葉
- 量子公開鍵暗号(量子情報科学 : 新しい情報処理のパラダイム)
- テロリズムと暗号
- S2-5 暗号とその応用
- TD-1-2 素因数分解とデータベース探索に対する量子アルゴリズム
- 暗号化関数とその性質について : RSA関数とPaillier関数 (理論計算機科学の深化と応用)
- A random oracle model with setting and watching queries (理論計算機科学の深化と応用--RIMS研究集会報告集)
- Symmetricity of the Protocols Related to Oblivious Transfer (Foundations of Theoretical Computer Science : For New Computational View)
- A Lattice-Based Cryptosystem and Proof of Knowledge on Its Secret Key(Theory of Computer Science and Its Applications)
- Multi-Bit Cryptosystems based on Lattice Problems : Extended Abstract(New Trends in Theory of Computation and Algorithm)
- 量子コンピュータの理論 : 量子コンピューティング入門, 西野哲朗(著), 量子コンピュータの理論量子コンピューティング入門, 培風館, 2002-12, A5判, 定価(本体3,300円+税)
- TD-1-4 量子公開鍵暗号
- 量子公開鍵暗号とその改良 (計算理論とアルゴリズムの新展開)
- 量子公開鍵暗号 (特集 量子コンピュータと量子情報技術の未来--研究の最前線から)
- 中程度の難しさをもつ関数のモデルと方式 (計算機科学基礎理論とその応用)
- 多重署名の厳密な安全性
- 2 安全性が証明された新しい公開鍵暗号 (公開鍵暗号の最近の話)
- 投票所を仮定した実用的な電子投票方式
- インターネット時代の新社会基盤 : 電子署名とPKI
- ($n-t$)-out-of-$n$しきい値付きリング署名 (計算機科学基礎理論の新展開)
- 量子一方向性置換に基づく小さい保存領域のための量子ビットコミットメント (計算機科学基礎理論の新展開)
- PA-3-3 量子公開鍵暗号
- 電子商取引きと電子決済
- 統計的ゼロ知識証明の関係について
- 開発 : 最近の暗号理論について(インダストリアルマテリアルズ)
- 「暗号理論入門」
- 理想的電子現金方式の一方法
- 集合被覆問題に関する近似アルゴリズムの秘匿性(計算機科学の理論とその応用)
- Data-PrivacyとKey-Privacyの関係について
- 匿名性をもつ公開鍵暗号(新世代の計算限界-その解明と打破-招待解説論文)
- 一般的に匿名化可能な暗号方式(計算理論とアルゴリズムの新展開)
- DS-1-11 Generic Conversion for the Anonymity against the Adaptive Chosen Ciphertext Attack
- Universally Anonymizable Public-Key Encryption
- Sampling Twiceテクニックと匿名性をもつRSA暗号方式 (計算機科学基礎理論とその応用)
- RSAベースの公開鍵暗号と匿名性
- RSAベースの公開鍵暗号と匿名性
- 同じ値域をもつRSA関数族の構成 (計算機科学基礎理論の新展開)
- Johannes A. Buchmann著, 林芳樹訳, 暗号理論入門, シュプリンガー・ジャパン, 2007年
- 定数ラウンドで復元可能な合理的秘密分散
- 公開鍵暗号の乱数漏洩に関する一考察
- 3.暗号理論における匿名性を得るためのテクニック(特定領域研究「新世代の計算限界-その解明と打破-」)
- 別の数え上げ符号を用いたナップザック暗号 (計算機科学基礎理論の新展開)
- 暗号技術動向と将来技術 (特集 HIKARIビジョンの実現に向けた情報流通プラットフォームの高度化(その2)安心・安全な情報流通を支える情報セキュリティ技術)
- 情報流通を支えるセキュリティ技術
- ネットワーク社会の安全・信頼性--公開鍵暗号と量子暗号 (特集 21世紀の社会・経済を支える科学技術)
- 役立つ数学について
- 電子マネー(明るい社会を築く暗号 : 暗号は社会を変革する)
- 公開鍵暗号の安全性評価 (特集 暗号の数理--デジタル社会のセキュリティ)
- Rational Secret Sharing for Non-Simultaneous Channels (情報理論)
- 応用数理学会の発展を願って(フェロー)
- 非同時通信路における合理的秘密分散(情報セキュリティ)
- 紛失通信における合理性と安全性(セキュリティ,一般)
- 紛失通信における合理性と安全性(セキュリティ,一般)
- 紛失通信における合理性と安全性(セキュリティ,一般)
- 紛失通信における合理性と安全性(セキュリティ,一般)
- 暗号の研究動向 (特集論文 暗号--アルゴリズムと安全性)
- 代数曲線とその応用論文小特集の発行にあたって
- 非同時通信路における合理的秘密分散