6.はん用的結合可能性と数理的技法(<小特集>暗号技術の証明可能安全性)
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概要
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暗号及び暗号応用システムの安全性を検証する方法としては,計算量理論に基づく安全性証明手法(計算論的証明手法)が標準的手法として暗号理論において確立している.一方,それらの安全性を数理的技法(Formal methods,記号論理的証明手法)の立場からとらえた研究も活発に行われてきた.しかし,従来これら二つの手法の相互関係についてはほとんど研究されていなかった.最近,標準的安全性証明(計算論的証明)に対する数理的技法の有効性(健全性/完全性)などが研究されるようになり,数理的技法が,計算論的証明手法の簡明化・機械化に有効であることが明らかになりつつある.本稿では,最近急速に進展しつつある新しい計算論的証明手法,特にけん用的結合可能性の立場から,これら数理的技法との関係について述べる.
- 2007-06-01
著者
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