最適フィルタリングの動向 : H_2からH_∞規準へ
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概要
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最適フイルタリングは, 観測データから雑音を除去して信号をできるだけ正確に復元する問題である. ウィーナーフイルタの解析的設計法はその後の統計的通信理論や最適制御理論に大きな影響を与え, カルマンフィルタの発見につながった. カルマンフィルタは初期の宇宙工学, 制御工学への応用に加えて, その後経済学, 統計学, 土木工学など多くの分野で応用されている. 更に近年, ロバスト制御の発達の中でH_∞フィルタが考案された. 本稿では, 古典的なウィーナーフィルタから最近のH_∞フィルタまでのフィルタリングの発展について解説する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-25
著者
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