定性的運動認識を用いたヒューマンインタフェースシステム
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概要
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本論文では,動画像から手などの未知形状をした物体の運動を認識し,その結果を使って3次元空間の操作を行うヒューマンインタフェースシステムについて述べる.人間の動作を画像処理で認識してヒューマンインタフェースに用いる場合,その3次元的な動作を認識することが望ましい.しかし,従来研究されているコンピュータビジョンでの"structure from motion"アルゴリズムでは画像から物体の運動を精度良く安定して認識することは難しかった.そこで,我々の提案するシステムでは,認識する情報は完全ではないが,安定して運動を認識することができる定性的な運動認識法を採用する.認識結果は,運動の大きさに関する情報は不完全だが,運動の方向に関する情報は安定に求められる.従って,利用者に認識した結果を見せながら所望の運動量になるまで動作を続けさせることによって,3次元の運動を指示するヒューマンインタフェースシステムを実現できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25
著者
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風間 久
株式会社東芝
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風間 久
(株)東芝関西研究所
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久野 義徳
株式会社東芝研究開発センター
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久野 義徳
(株)東芝 研究開発センター 情報・通信システム研究所
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岡本 恭一
株式会社東芝研究開発センター
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岡本 恭一
(株)東芝関西研究所
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久野 義徳
(株)東芝研究開発センター(大阪大学工学部電子制御機械工学科)
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ロベルト チポラ
ケンブリッジ大学情報工学科
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ロベルト チポラ
ケンブリッジ大学工学部
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岡本 恭一
(株)東芝研究開発センター情報・通信システム研究所
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