運動視差を用いた運動認識アルゴリズムによるCGモデルの操作
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概要
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近年ヒューマンインタフェースの入力手段として手ぶりを用いる研究が盛んになってきている。これらの研究では専用の手袋などのセンサを装着する場合が多い。そこでより自然な方法としてカメラからの画像を処理することが検討されている。これまでに手の形状や位置を認識してヒューマンインタフェースに利用するものが報告されている。しかし、CG像の3次元的な操作を行なうようなヒューマンインタフェースに利用するためには、手の3次元運動を認識することが重要な課題となる。動画像から物体の運動を認識する問題はこれまで数多く検討されてきたが、従来の方法は画像の計測誤差に対し不安定であることが知られている。そこで、筆者らは空間的配置が任意な4点の画像上の動きから、定性的ではあるが安定して運動を認識できるアルゴリズムを提案した。本報ではこのアルゴリズムを用いて、手の動きを認識しCGモデルを操作するシステムを試作したので報告する。
- 1993-03-01
著者
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風間 久
株式会社東芝
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風間 久
(株)東芝関西研究所
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久野 義徳
株式会社東芝研究開発センター
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久野 義徳
(株)東芝 研究開発センター 情報・通信システム研究所
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岡本 恭一
株式会社東芝研究開発センター
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岡本 恭一
(株)東芝関西研究所
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久野 義徳
(株)東芝研究開発センター(大阪大学工学部電子制御機械工学科)
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岡本 恭一
(株)東芝研究開発センター情報・通信システム研究所
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