構成文字ハッシュ法に基づく綴り誤りの高速訂正法
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概要
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最近新しい綴りの訂正法である転置ファイル法が提案された. この方法はそれ以前に知られていた方法に比べると, 大きい記憶量を必要とするがかなり速く綴り誤りを訂正できる. 本論文は綴り誤りを転置ファイル法より高速に訂正することができる新しい方法, すなわち構成文字ハッシュ法について述べている. この構成文字ハッシュ法は綴りの文字構成に着目した方法で約23万語の英単語で実験した結果, 次のような特徴をもっていた. (1) 転置ファイル法と同じ訂正能力をもつ. (2) 一つ一つの綴りの中にある誤りがたかだか二つの場合には転置ファイル法よりも高速に誤りを訂正できる. (3) 必要な記憶量は転置ファイル法の約1/4であった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-02-25
著者
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