適応型TCP実現の一考察
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概要
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高速かつ高品質なネットワークが普及するとサーバは従来のベストエフォート網経由の通信と高速高品質網経由の通信の2つの性質の異なる網を経由した通信を同時に行うようになる。高速ネットワークに対応するためにTCPバッファサイズを大きくすると、ベストエフォート網経由の通信ではクライアントから大きなウィンドウサイズの要求があったときに要求されるままにTCPバッファサイズを大きくすると割当帯域がベストエフォート網に大量のパケットを送り出し輻輳を引き起こす弊害がある。このため、サーバのTCPはその通信が高速高晶質網経由かベストエフォート網経由かを判断し、高晶質対応の効率の良い動作と従来通りの動作をするかを自動的に切り分けることが望ましい。我々は経由するネットワークに適応した動作を行うTCPの実装について検討を行ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-07
著者
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