宝達山無線中継所における冬季雷サージ電流の分布特性
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概要
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山頂無線中継所では直撃雷によって通信装置が故障したり誤動作することがあり、その防護設計や対策が重要な課題になってきている。しかし従来は、避雷針や送電鉄塔への直撃雷電流の観測例はあるが、中継所等の建物内に関する観測例は見当たらず、装置にどのような電流が流入するかは不明であった。本報告では、山頂無線中継所の避雷針への直撃雷電流とともに、アンテナ塔脚や導波管、通信ケーブル等に流れる電流の同時観測システムを構築して雷観測を行った結果を述べており、直撃雷を受けた時の電流分布特性を初めて明らかにしたものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-28
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