光波パスネットワーク設計に関する検討
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概要
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光波長多重を用いた光波ネットワ-クは、従来のネットワ-クが持っていた信号の経路切替手段(電気ル-ティング)に加えて、光波長ごとに経路切替(光波ル-ティング)する二つの手段を持つ。光波ル-ティングは電気ル-ティングに比べて、大容量信号を簡単に経路切替えが行なえ、伝送フォ-マットに依存せずネットワ-クの拡張変更に対応し易い。また、タイムスロットの入れ替えが難しい、波長リソ-スが少ないなどの問題もあった。本論文では、公衆網のパスレベルでの経路切替えに対して光波ル-ティングの適用を検討している。また、その場合の前述の二つのル-ティングの使い分けについて検討し、両方を一緒に運用できるネットワ-ク設計法を提案した。光波長ル-ティング装置は将来的にも使える汎用性が強いので、固定したものと考え、電気ル-ティング装置をなるべく使用しない設計法を良い設計法とした。ネットワ-ク設計はネットワ-ク内のノ-ドに於ける通過電気信号の量を評価関数とし、発見的手法を用いて行なった。設計法の中では、上記の評価関数だけでは決定できない変数が残ったので、その変数を経験的な基準で決定する三つの手法を考案した。その比較をシミュレ-ションを用いて行なったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-11-25
著者
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