再配置可能な格子型網(Rook Net)についての一考察

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概要

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光周波数多重(FDM)を基本としたネットワークは高速大容量化が可能であるだけではなく、各ノードの結合形態の変更(再配置)が送受信器の周波数を変更するだけで実現できるという特徴がある。以前に高速化、大規模化をめざしてFDM技術を適用した格子型交換網について報告した。今回はさらにノード間の論理的接続の変更を考慮した再配置可能格子型交換網について検討したので報告する。現在、ネットワークの設置後に端末数の増加やサービス拡大のためにその再設計、再構成を余儀なくされることがある。ネットワークはこの状況に柔軟に対応する必要がある。ノードの論理的位置に対して光周波数を割り付けることで物理的なノード位置と論理的なノード位置が独立なネットワークが構成できる。この方法によってネットワークの増設、変更が労力や経費のかかる物理的な変更を必要せずに柔軟なネットワークの変更が可能となる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-05-14

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