セッション制御と連携した転送系制御方式((フォトニック)IPネットワーク技術, (光)ノード技術, 光バーストスイッチング技術, WDM技術, 一般)

概要

論文の詳細を見る
近年、IP網上でVoIPに代表されるように任意ユーザ間でのend-end型リアルタイム通信が多く提供されている。一方ではネットワーク上での脅威に関する認識が高まり、ファイアウォール装置の導入が進みつつある。しかし、end-end型リアルタイム通信では、通信相手が不特定多数であること、well-known port以外を通信ポートとして利用し呼毎に不特定となる場合があることから、従来のような固定的ポリシー設定を利用したファイアウォールでは十分なセキュリティを維持することが困難である。本問題に対して、セッション制御と連携しファイアウォールのポリシーを変更する動的ファイアウォール制御技術が提案されているが、現方式では適用可能なネットワーク構成への制約が強い。本稿ではセッション制御と連携する動的ファイアウォール制御技術の要求条件を示した後、既存技術の問題点を指摘し、より幅広いネットワークに適用可能な動的ファイアウォール制御技術を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-01-20