パラメトリック下方変換光子対を用いた1550 nm帯単一光子発生(レーザ・量子エレクトロニクス)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
量子鍵配布をはじめとする量子情報通信技術において, 高効率に単一光子や相関光子を発生することが可能な光源は非常に重要である.そこで自発パラメトリック下方変換により発生する光子対を用いて1550nm帯の単一光子発生実験を行った.連続的に発生する光子対の片方を高速検出することにより, 大部分の相関のない光子を避けた状態で時間相関をもつもう片方の光子を正確にとらえることが可能となった.この結果, 発生レート6kHzにおいて, 完全な時間相関をもつ光子の出力確率8%を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-05-01
著者
-
本谷 将之
日本大学量子科学研究所
-
平野 圭一
日本大学量子科学研究所
-
行方 直人
日本大学量子科学研究所
-
井上 修一郎
日本大学量子科学研究所
-
行方 直人
日大量科研
-
森 茂彦
日本大学量子科学研究所
-
本谷 将之
日本大 量子科研
-
井上 修一郎
日本大学
関連論文
- 光通信用導波路波長変換デバイスの高効率化
- 光子検出による物理乱数発生とその評価(数値計算, 数理計画法)
- 光子検出による高速物理乱数発生とその評価(一般講演V,日本計算機統計学会第18回シンポジウム)
- 光子検出による高速物理乱数発生とその評価(一般講演V)
- 21aXK-1 分散によるスクィージングと光子統計への影響(量子エレクトロニクス(量子光学),領域1,原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理)
- 27p-ZL-4 法人同期半導体レーザのスクイージング特性
- 27a-R-11 多軸モード発振半導体レーザーのスクイージング特性
- 1550nm帯における長距離量子鍵配布(レーザ・量子エレクトロニクス)
- 半導体レ-ザ-による振幅スクイズド状態発生の最近の進展
- パラメトリック下方変換光子対を用いた1550 nm帯単一光子発生(レーザ・量子エレクトロニクス)
- 量子暗号通信の実用化を目指した単一光子検出器の開発
- 1550nm帯単一光子検出器の500MHz動作(レーザ・量子エレクトロニクス)
- 周期分極反転ニオブ酸リチウム導波路による1550nm帯における相関光子対の発生(レーザ・量子エレクトロニクス)
- 長距離量子暗号通信のための単一光子検出器
- 導波路型擬似位相整合波長変換素子による量子もつれ光子対の生成
- 光通信波長帯における高速単一光子検出
- CS-7-3 光通信波長帯における高速単一光子検出(CS-7.単一光子検出技術-量子通信を目指して,シンポジウム)
- 18pAK-7 注入同期レーザーネットワークを用いたコヒーレントアナログ計算機(18pAK 量子エレクトロニクス(量子通信,量子情報実験),領域1(原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理))