遠隔空間型協調作業における作業者座標系の自動変換 : VRシステムによる作業支援(<特集>教育情報の解析と数理モデル/一般)

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概要

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マルチメディア・コミュニケーション・システムを用いて、機械操作等の空間的な作業を協調して行う場合、対面のそれには見られないような困難が生じる。本稿では、これらの問題のうち、視点の(非)共有の問題にに注目し、この問題を空間認知、特に座標系と整列の観点から捉えることにより問題を整理する。また、視点共有の問題を解消するバーチャルリアリティ・システムを紹介する。本システムは、パソコンの組み立ての指示を対象とし、CGと位置情報検出のための磁気センサー、データグローブから構成されており、作業指示者の操作が、被指示者側のディスプレーに被指示者の座標系に変換されたCGとして表示される。これにより、作業者間での座標系の擦り合わせ(整列)を行う必要がなくなり、コミュニケーションの負担を減ずることができると考えられる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-03-14

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