多孔質ガラスを用いたNO_2センサ(2)
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概要
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ジアゾカップリング試薬を多孔質ガラスの孔中に導入したセンサ素子において、水溶液中と同様の着色反応が多孔質ガラスのナノサイズの細孔内でも起きることが確認された。このセンサ素子をNO_2に暴露すると可視光範囲で525nmにだけ吸収ピークを生じた。センサ素子のNO_2感度に対する湿度の影響を人工環境中で調べたところ、35〜70%の間でNO_2感度は一定であった。実際に、このセンサ素子と簡易な光学測定系を組み合わせた小型のNO_2濃度測定装置を作製し、これを用いてN0_2濃度の実環境測定をしたところ、ppbレベルのN0_2濃度測定が1時間毎に可能であり、また、湿度が35〜70%の間では湿度に影響されずに測定できることが明らかになった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-06-25
著者
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丸尾 容子
NTT生活環境研究所
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丸尾 容子
Ntt環境エネルギー研究所
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田中 融
NTT環境エネルギー研究所
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林 孝好
NTT生活環境研究所
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大山 孝
NTT生活環境研究所
-
田中 融
NTT生活環境研究所
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