再送回数を制限したスロット付きアロハ方式の安定性に関する考察
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概要
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スロット付きアロハ方式が有する不安定性は, 従来より盛んに検討されている.しかしながら, 従来の解析では, 伝送に失敗したパケットは無制限に何度でも再送できるという条件が課せられている.本報告では, パケット再送回数に対する制限がスロット付きアロハ方式の安定性に与える影響について, カタストロフィ理論を適用することにより考察する.特に, 再送制限回数が8回以下であれば, 任意のパラメータ(パケット発生確率およびパケット再送確率)に対し, スロット付きアロハ方式が単安定であることを証明する.さらに, 再送制限回数を9回以上とした場合に双安定領域となるパラメータ領域(カタストロフィ理論におけるカスプ点および分岐集合)を明らかにする.
- 1998-05-16
著者
-
榊原 勝己
岡山県立大学情報工学部情報通信工学科
-
弓場 芳治
岡山県立大学情報工学部情報通信工学科
-
弓場 芳治
岡山県立大学情報工学部情報システム工学料
-
牟田 洋行
岡山県立大学情報工学部情報通信工学科
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