誤り位置指摘符号の距離構造
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概要
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誤り位置指摘符号は1963年にJ.K.WolfとB.Elspasにより初めて提案されたが, その理論的構造は必ずしも明らかになっていない. すなわち, 誤り訂正/検出符号の必要十分条件がハミング距離を用いて表現可能であることは明らかであるが, 誤り位置指摘符号の必要十分条件はハミング距離のみを用いて表現可能であるとは限らない. 本論文では, 新たに定義した距離および符号語間の対応するバイトのハミング距離が所定の範囲を満足するバイトの個数を表す関数を用いて誤り位置指摘符号および誤り訂正/検出符号の必要十分条件を導出している. さらに, 得られた条件よりバイト長を1ビットにする, または制御可能なバイト誤りの最大ビット数をバイト長に一致させると位置指摘符号は訂正符号に一致し, バイト長を符号長に一致させると誤り位置指摘符号は誤り検出符号に一致することを示している. これから, 位置指摘符号が訂正符号と検出符号をその特別な場合として含む広い概念の符号であることを明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-24
著者
-
藤原 英二
東京工業大学工学部
-
北神 正人
千葉大学大学院融合科学研究科
-
北神 正人
東京工業大学大学院情報理工学研究科
-
藤原 英二
東京工業大学大学院情報理工学研究科
-
蒋 曙新
東京工業大学情報理工学研究科
-
北神 正人
千葉大 大学院融合科学研究科
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