直交マルチキャリアM-ary/SSMA方式における狭帯域干渉の影響

概要

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本稿では、白色ガウス雑音下においてビット誤り率性能を改善できるM-ary/SS方式と、直交マルチキャリア伝送を組み合わせた直交マルチキャリアM-ary/SSMA方式について検討が行われている。直交マルチキャリア技術は、従来のマルチキャリア技術に時間ダイバーシチを適用することにより、さらなる性能向上を図るものである。本稿では、直交マルチキャリアM-ary/SSMA方式について、白色ガウス雑音、周波数選択性フェージング、狭帯域干渉存在下でのビット誤り率特性を理論解析により導出している。さらに、直交マルチキャリアM-ary/SSMA方式と直交マルチキャリアDS/SSMA方式が比較検討されている。その結果、シングルユーザ時では直交マルチキャリアM-ary/SSMA方式は直交マルチキャリアDS/SSMA方式よりも有効であることが示されている。また、マルチユーザ時ではE_b/N_0が13[dB]以下の時に有効であることが示されている。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1998-03-19