光 Dual Busネットワークにおける音声とデータ送信の予約方式
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概要
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ネットワーク技術の急速な進歩にともない、ネットワークのマルチメディア化への期待が高まっている。マルチメディアネットワークのキーポイントは、各種のトラヒックに対して異なるサービス品質(QoS)要求を如何に満たし、統合したサービスを提供するかにある。本研究では、光Dual Busネットワークにおいて、音声パケットとデータパケットを同時に送信することに着目し、ーつの送信プロトコルを提案した。本プロトコルでは、音声トラヒックに対して、予約方式で呼び損と音声パケットロス率に公平性を持つように、呼び制御および音声パケットの送信制御を行なう。一方、データトラヒックに対して、ランダムアクセス方式でパケットの送信をコントロールする。この方法より、音声パケットの遅延特性とデータパケットのロス特性を満たすことができる。本プロトコルの呼び損についてオンーオフモデルを用いて評価した。また、データ伝送にDQDB (Distributed Queue Dual Bus)プロトコルを用いた場合、データパケットの遅延時間について検討し、シミュレーションを行なった。現在、音声トラヒックだけを考慮してるが、今後、ビデオを含む多種のサービス品質を提供する、ダナミックに帯域を調整できるプロトコルを検討する予定である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-20
著者
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