頭部運動を利用した単眼視による顔特徴点の3次元計測

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概要

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本研究では, 様々な方向の顔を撮影した画像から顔特徴点の3次元座標を取得する手法を提案する。3次元座標測定には, 4つ以上の特徴点の対応がとれている3枚の画像から物体形状・モーションを復元する既存の手法を応用する。顔特徴点の位置検出にはマーカーを用い, 検出されたマーカーは顔構造に基づいた条件判定に従って各特徴点に対応付けられる。本手法では使用するカメラは1つのみで良く, また, カメラに対する被写体の角度は自動的に求まるため, 撮影時に顔の向きの角度を測定することやカメラキャリブレーションは必要ではない。また, 顔特徴点の一部が隠れていても4枚以上の画像を用いて各画像間で補うため, 3次元座標を正しく検出することができる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-17

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